『デジタル遺品』
聞いたことがありますか?
NHKの朝の情報番組でデジタル遺品について特集をしていました。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170118/1.html
少し前から聞くようになった言葉ですが、さして気に留めていなかったのですが、デジタル社会を生きている私たちにとってはもはや看過できないこともあるようです。
デジタル遺品とはパソコンやスマートフォン等の中のデータやインターネット取引等の故人が使っていたサービス等のことです。
パソコンやスマートフォンのデータぐらいに考えていましたが、便利で使っているサービスも考えておかなければならないようです。
パソコンやスマホで何をしていますか?
FacebookやそのほかのSNSは当たり前で、買い物や様々な便利なサイトをいくつも利用しているなんて当たり前の時代ですよね。
でも、突然、死が訪れたとき、これらはどのようになるのでしょうか?アクセスがある一定期間なかったら自然消滅して使えなくなる、なんて話は聞かないので、きっと永久に存在し続ける可能性が高いということですよね!?
そして番組を見ていて怖いと思ったのが、インターネットを通じてのFX取引について。
家族には話しておらず、多額の損失を出していたそうです。パソコンを立ち上げるにはパスワードが必要で、死後しばらくして業者に頼みパスワードを変えることでやっとパソコンを立ち上げることができ、気が付いたそうですが、多額の損失については家族が支払わなければならなかったそうです。
改めて考えてみると、私自身様々なサービスをインターネット経由で利用していますが、使いこなせているとはいいがたく、私には関係ないと思っていましたが、インターネット経由で申し込みをしたり、買い物をしたり、SNSサービスを活用したり、と私自身が思っているより、活用しているのだと改めて考えました。
本人が思いもよらない方法で使われたケースもあるようです。
ブログを開設していた方が死亡し、悪意ある第三者にIDやパスワードを盗まれ詐欺等の温床になってしまったケースもあるそうです。
そしてインターネットバンクも気を付けた方がいいことの一つです。
ネット銀行の多くが通帳を発行していないことが多く、家族が個人の預金に気が付けないことも多いのです。
仕方がないことも含め、インターネットで様々なサービスを利用している現代を生きる私たちにとって、きちんと考えておかなければいけない問題だと改めて考えました。
特に親が歳老いて認知症や急な病気になったとき、知らずに放置しておいたPCにメールでお知らせが来ていてもわからないものです。
亡くなったということであれば残されたものを整理しますが、病気等の場合、なかなか整理はしないものです。
自分自身の使用についてももちろんですが、家族がどのように何をどのくらい使用しているのか、把握しておかなければならない時代なようです。