2016年6月11日に豊島区男女平等推進センターで行われたエポック10フェスタ2016にパネラーとして参加させていただきました。
樋口恵子さんもご登壇され、講演の中で高齢者会や介護に関する時代を映すキーワードを提示しお話しさせていただいたところ、樋口恵子さんから新たなキーワードをご紹介いただいたのでここでご紹介させていただきます。
樋口さんは「ぬれ落ち葉」も最初に使われた言葉だそうです!!
○大介護時代
ご自身の著書の題名にもなっています。
戦後、未曾有の高齢社会を生きる私たちにとって、介護も切り離せない問題です。
誰もが誰かの介護に関わる時代。その数の多さから今を「大介護時代」と表現されています。
○ファミレス時代
ファミリー+レス(少ない・ない)時代
戦後の日本では結婚が当たり前の時代だったそうです。
昭和22年最高の婚姻率になり、(人口千対)も12.0となり、昭和40年代後半には100万組を超え、婚姻率(人口千対)も10.0以上で、婚姻ブームでした。
平成21年の婚姻件数は70万7824組で、前年の72万6106組より1万8282組減少し、婚姻率(人口千対)は5.6で前年の5.8を下回ったという結果があります。
結婚する、しないを選択する時代ともいえるのかもしれませ。そうなると当然増えるのが単身者。
そこで家族がいない人が増える時代ということで「ファミレス時代」
○一億総介護時代
政策として掲げられている「一億総活躍時代」
そこで高齢者が増え、介護の担い手不足も深刻な状況にあると言われている誰もが、住み慣れた地域で暮らしていけるために、誰もが介護の担い手になって支えあいのネットワークができるように。
○ケアされ上手
ケアされる側もする側も人間です。感情もあります。気分だってあります。
そこでケアする側も気持ちよく、ケアされる側も気持ちよく
「ケアされ上手」になるようにと。媚びなければならないと言っているのではなく、お互いに楽しい関係が保てるようにということです。
何をしてもらうにも、病気や老いで心配なことがあって、介護する側へ「馬鹿野郎」しか言わなかったら、どんなプロフェッショナルも家族もかかわりを持ちたくない。と思うもの。お互いがお互いを思いやれる関係が大切です。
樋口恵子さんが今をとらえて考えられた言葉です。
講演の中でお話ししてくださったものなので、使われ方等に関しては私が聞いて解釈したものになっています。でも、クスリ・ニヤリ・ホ~!となるものばかりですよね!
参考:厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai09/kekka4.html