2015年団塊の世代が65歳を迎えています。
10年後の2025年にはその世代が75歳になります。
4人に1人が後期高齢者となる超高齢社会で様々な問題が表面化してくるといわれています。
特に団塊の世代が給付を受ける側に回るようになることから、医療、介護、福祉サービスへの需要が一気に増加し、社会保障財政のひっ迫も指摘されています。
自分の親のことを考えると、今、年齢が65歳を過ぎているのであれば、10年後の2025年問題も他人ごとではありません。
また、今より高齢者が増えるのですから、親の介護をしながら働いている人も増えるという事になります。 今は現実味がなくても、10年後には現実として自分にも起こりうる可能性があるのです。
75歳を過ぎると体調に不具合が出始め、病気になるリスクも、介護が必要になるリスクも上昇するといわれ、働く介護者にとっても負担が多くなります。
人材不足といわれている介護業界。介護の担い手として需要は増えていますが、担い手はいつも不足している状況です。介護施設が増えても担い手がいなければ施設の運営は難しく、思っている施設やサービスが使えない可能性もあります。
施設への入居の待機人数が増え、必要があっても入れない状況がますます悪化すると考えられます。
働くものとして、社会保障などの負担が増える可能性があること、そして自分の親に介護が必要となった時、どのようにしていくべきか、お金・仕事・介護等様々なことへ、目を向けておくことも必要だと思います。